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僕がインド占星術を学ぶ時に心がけていること



インド占星術は「難しい」。

世間に浸透したそのイメージは正しい部分もあるし、そうでない部分もあります。


しかしひとつだけ言えるのは、「自分で難しくする必要はない」ということ。

そこで今回は、インド占星術を学習するうえで、僕が先生たちから聞いたり、自身の経験から得た「コツ」みたいなものを何点か書いてみようと思います。 よければ参考にしてみてください。



①わからなくても先に進む


ラオ先生の「やさしいインド占星術」を読めばわかるように、必ずしもインド占星術の学習はわかりやすく「易から難」に進むとは限りません。

そういう意味では最初から「難」かもしれません。

なので冒頭から結構難しい概念(ナクシャトラやパダ、ヨーガなど)がバシバシ登場しますが、それらをすぐに覚える必要はありません。覚えられなければとりあえず放っておいてとっとと先に進んだほうがいいです。 先に進めば以前より全体像が見えてくるので、そこから後ろを振り返った時にすんなり覚えられたりします。


特にヨーガはたまに頑張って全部覚えようとする人がいるのですが、「労多くして益少なし」だと思います。 ヨーガを使わなくてもホロスコープは理解できます。


②下手な人のプレーは見ない


ミもフタもない言い方ですが、これは野球選手イチローさんの信条だそうです。

また、知人に呉服屋の若旦那がいるのですが、その人の父親は修業時代にこう言われたそうです。 「いいものだけを見ろ」と。


※参照ブログ「審美眼を養うということ 〜父と小川寛さん〜」(「うちだのきもの」より)

これ、まったく同感です。

つまり、見るべき情報とそうでない情報を注意深く選別する必要があるということです

そういう意味では僕は結構徹底していて、インターネットの情報や有象無象のブログはもちろん、Twitterのタイムラインなどもほとんど見ません。 そういうものが頭の中に残ってしまうことを避けています。


見るべき情報とはまず大家のラオ先生と日本における第一人者である清水俊介先生の情報が第一。さしあたり、日本において清水先生が翻訳しているラオ先生とお弟子さんの本を読んでいれば間違いないということですね。


極端な話、あとは見なくていいと思います。

逆に言えば、ちゃんとそういうことを念頭に置くなら、少しは見てもいいとは思います。


ではアキュバルのブログはどうなのかというと、「ギリギリセーフ」くらいの感覚で見ていただければと思っています。


③本は「点」ではなく「線」で読む


ラオ先生関係の出版物は最近になって清水先生がたくさん翻訳してくれました。 これらを読む意義は何かというと、知識という「点」を仕入れるのはもちろん、書いた人の思考の流れを「線」としてトレースし、インプットすることができるということです。

「ラオ式」の思考の流れをちゃんとインプットした人とそうでない人の書いた文章は、はっきりと見ていて違いがわかります。知識という「点」であれば、一夜漬けで覚えることもできるでしょう。しかし「線」となればそうはいきません。

なので清水先生は「優れた本は10回読んだ方がいい、でもそれは難しいかもしれないからせめて5回」と言っています。 でもこれは僕自身もまだまだ実践できていないので、せめて生徒さんには「3回」は読んでほしいと伝えています。


④手を動かす


要はアウトプットしてくださいということです。 僕はレッスンの最中に色々質問しますが、それもアウトプットを促すためです。


アウトプットという意味では一度自分の身体を通すということは重要なので、物理的に手を動かす機会があった方がいいとは思います。

ノートを作る、ラオ本の問題を解く、自分のホロスコープやトランジットチャートを描いてみる、など。 勉強が進めばダシャー計算も出てくるので、そういうのを自分でやってみるのもいいでしょう。


コンピュータに頼らず手計算をする意味は他にもあって、ラオ先生は

「計算しなければ占星術に必要な直感が発達しない」

と言っています。



・・・というわけで、さしあたって思いついたことを列挙してみました。

迷える子羊状態の人は参考にしてもらえればと思います(^^)


また何か思いついたら書き足しますね。

良きインド占星術ライフを!

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