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【プラシュナ】行方不明・失踪事件の手がかりを追う①



中級者向け記事です。

現在、Amazonから清水先生の翻訳した「ラオ先生の元同僚が書いたインド占星術の教科書~質問占星術:プラシュナ」が発売されています。


プラシュナに関してはこれまで何度か記事にしてきましたが、そもそもプラシュナとは質問者が任意のタイミングでホロスコープを作成し、そこから出来事の趨勢を読み取るというものでしたね。

いわば、タロットのように占星術を使う方法です。


実は、プラシュナの分野で僕が個人的に注目しているのは行方不明者や失踪者の捜索です。

さすがに警察の捜査に協力することは難しいにしても、もし自分の身近でそういった問題が起こった場合、警察の到着より早く行動することで解決に結びつく場合もあるのではないかと。


ちなみに行方不明者に関しては、過去に山口県で失踪した2歳児をボランティアの男性が救出したケースを取り上げました。

よろしければご参照ください。



さて、つい最近だと、千葉県松戸市に住む小学一年生の女の子が自宅を出たまま行方不明になるというケースがありました。

自宅から900メートル以上離れた公園で女児が乗っていたキックスケーター、河川敷で靴や靴下が見つかっていますが、現在も捜索は続いています(2022/10/4現在)。


女児の失踪時間は9/23の11時半ごろ。松戸市でホロスコープを作成してみると、以下の通りになります。



失踪時間はニュースサイトに載っていたもので、正確なものではありません。

よって分割図は使えませんが、D1のラグナは度数的におそらく大丈夫でしょう。


何件か行方不明のホロスコープを見て見出した共通点は、まず1室と12室が絡んでいること。

12室の象意は「隠れる、失う」などでした。

このホロスコープの場合、

・1室を支配する火星が12室を支配する金星にアスペクトしている

・火星は金星とイシュラーフ・ヨーガを形成している

というかたちで絡んでいます。


さらに言うなら、ジャンマ(月)・ナクシャトラはマガー(支配星はケートゥ)であり、ケートゥは12室に在住している。

このプラシュナ・チャート自体に12室の象意が強調されていることがわかります。


現在捜査中の事件なので、影響を考えてここで何かを明言することは避けますが、このホロスコープを見てプラシュナの原則と照らし合わせ、さらに先ほどの山口県のケースと比較して僕なりに思うところはあります。


ひとつだけ言うなら、第三者の関与が疑われるホロスコープだとは思います。

調べてみたら、実際、ご両親も河川敷に発見された靴と靴下の置き方に違和感を持たれていたようです。 テレ朝ニュース


いまだに120人規模で大掛かりな捜索は続いていますが、日夜無事を願っているご両親の心中は察するに余りあります。

娘さんが元気な姿で帰ってきてくれることを、僕も心からお祈り申し上げます。


行方不明事件のプラシュナの考察は次回に続きます。



イシュラーフ・ヨーガ・・・ヴァルシャファラ(イスラム占星術)におけるネガティブなコンビネーション。

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