文系か?理系か?ざっくり判定法・実践編
昨年、「一生に一度は、映画館でジブリを。」という企画で『もののけ姫』を観て超感動したのですが、その時にナウシカも見ておけばよかったと後悔しています。
多くの方が指摘されていましたが、ナウシカで描かれた世界観は本当に慧眼というか、宮崎駿監督の先見の明を思い知らされます。
そう考えると今世間で提唱されている「ゼロコロナ」なんて、腐海を焼き払ったトルメキア帝国の思想そのものじゃないか?もちろん、腐海と新型コロナでは毒性において比較にならないですが・・・。
「湖も川も人間が毒水にしてしまったのを腐海の木々が綺麗にしてくれている」
と語ったのはナウシカですが、人間の尺度では測れない自然のサイクルの中で俺たちは生かされているということですよね。
前置きが長くなりました。
さて、今回は先日の記事「あなたは文芸系?それとも技術系?ざっくり判定法」の実践編。他の方のホロスコープを見て、本当に「ざっくり判定」できるのか検証してみましょう!
吉星と凶星の影響がMIXしているケース
こちらは、先日鑑定させていただいたSさんのホロスコープ(掲載許可を得ています)。
さっそく前回と同じように凶星の在住やアスペクトを凶星ポイント、吉星のアスペクトを吉星ポイントとしてどちらが優勢か見てみましょう。
繰り返しますが、吉星は文芸系、理系は理数・技術系の素養をあらわします。
・5室には何の惑星の影響もなし→0点
・5室の支配星である火星はラーフにアスペクト→1点
凶星ポイント1点。これだけ見ると理数系っぽいですが、たった1点では手がかりに乏しい・・・。というわけで出生図に次いで重要なD9(ナヴァーンシャ)も見てみましょう。 ・5室には金星がアスペクト→1点
・5室の支配星である土星は火星・ケートゥとコンジャクトし、木星と月にアスペクトされている。→2点、2点
吉星ポイント3点。凶星ポイント2点。文理系の傾向が拮抗していることがわかります。
「原理原則」は柔軟に応用すべし
『風の谷のナウシカ』オープニングに登場する壁画
前回のホロスコープははっきりと吉星と凶星の影響が分かれるケースでしたが、今回はどちらかといえばはっきりしない、判断に困るケースです。
しかし、鑑定の現場ではこうした色々な影響が混在しているホロスコープがほとんど。
例えばクラスのテストの平均点が「70点」だとして、本当に70点の生徒がほとんどいないのと同じで、現実は多様なグラデーションの中にあります。
さて、こうした吉星と凶星のMIXの場合、ひとつ考えられるのは両方やっている場合。もうひとつは、文系と理数系の両方の要素を含んだ学問を専攻している場合です。
僕はホロスコープをよく見たうえでSさんに「経済や心理学などに向いてますね。大学の専攻は何ですか?」と聞いたのですが、実際に「商業科です」ということでした。
つまり、大きな枠では文系ではあるのですが、データ分析や数字の処理など、理数系の要素を含んでいるということですね。
今回の鑑定では妹さんのホロスコープも拝見させていただきました。
さて、ではご自分で「ざっくり判定法」を試してみてください!
どうでしょうか。
この方もどちらかといえば文理系両方(どちらかといえば文系優勢)の素質を持っていることがわかりますね。
実際に彼女の大学の専攻は「人類学・社会学」ということです。
ということで「文系・理系ざっくり判定法」実践編、いかがだったでしょうか。
いずれにしても、より深く分析していくためには関係する惑星やハウスなどを丁寧に見ていく必要があると思います。
あ、ちなみに妹さんは国際結婚して現在は海外在住。
「【遠隔鑑定】国際結婚のコンビネーション」で紹介した国際結婚のコンビネーションが成立しているか、よかったらこちらも検証してみてください。
Comments