【ウクライナ侵攻】占星術家はどのように戦争に向き合うべきか?
Salam!
アキュバルです。
暑さ寒さも彼岸まで・・・どころか先日はミゾレが降りましたが(笑)、みなさまお元気でしょうか。 さて、今回は時事問題を取り上げてみたいと思います。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから3月24日で1か月。
圧倒的な軍事力を誇るロシアは首都キエフや東部マリウポリなどで攻勢を強めていますが、ウクライナ側も激しく抵抗を続けています。
まさに世界中が、この戦いの行方を注視していると言っても過言ではないでしょう。
ラオ先生によって時刻修正されたウクライナ建国図(諸事情により、ホロスコープ自体は正確ですが日時にはズレがあります)。
ヴィムショッタリ・ダシャーでは現在Ju-Ve-Su期。 建国図ではいずれも8室に在住しており、良くありません。 しかし、いつものようにホロスコープについて云々語るのがこの記事の主旨ではありません。
先日、ともにインド占星術を学んでいる仲間から
「戦争には反対です。私たちには祈ることしかできないのでしょうか」
という質問がありました。
この質問をキッカケとして、僕なりに戦争とどのように向き合うべきかを考えてみました。
難しい問題ですが、やはり僕が常に模範としているのはラオ先生です。
ラオ先生の「戦争観」
僕の知る限りラオ先生は、少なくともこういった問題に関してとてもリアリストです。
もちろん、個人でも国家でも争いを避けるに越したことはありません。それは大前提です。
しかしこのカリユガの時代に、この現実世界に生きている以上、祈りだけでは争いは防げない。
おそらくラオ先生はそういったポジションです。
実際に、ラオ先生は日本の核武装についても肯定的です。
また、例えばラオ先生は日本の過去の戦争の功績の部分として、日本が欧米に仕掛けられた戦争を受けて圧倒的劣勢の中戦ったことで、独立の気概がアジア諸国に伝播したことを挙げています。
すべての戦いを「悪」と断じているわけではないのです。
古くはマハーバーラタでも、勇者アルジュナが敵軍に恩人や兄弟がいるために戦うことをためらっているのを見て、クリシュナは
「戦え、アルジュナ。これからお前が殺す者は、すでに私の手で殺された者たちだ」
と、争いを諌めるどころか鼓舞しています。
つまり、それぞれの戦いの何が侵略行為で何が大義ある行為なのか、歴史や経緯を知り、精査する必要があるということだと思います。
では、ウクライナとロシアにおいてはどうなのか。
僕はその全てを判断できるだけの知識は持ち合わせていませんが、少なくともウクライナは独自の言語と文化を持つ独立国であり、大国ロシアがウクライナを軍事力で主権侵害するという構図に、今全世界が反対の声を挙げています。
僕もそれに賛同します。
「他国の喧嘩に関わるべきではない」という意見もありますが、ここでロシアの国際法違反に何らかの抗議の意思を示さなければ、世界はふたたび弱肉強食の帝国主義の時代へと戻っていくでしょう。
誰もが幸せになれればいいと思う。しかし、私たちの意志を示すためには一時的な経済制裁もやむを得ない。
僕はそう考えます。
争いを終わらせるために私たちができることは、祈りだけではない。
運命を受け入れるとは「座して死を待つ」ということではなく、与えられた制限の中でそれぞれの職分を果たし、自発的に行動するということです。
今現在、国に残り戦っているウクライナの戦士や市民たち、そしてそれぞれの立場でメッセージを発信しているみなさまに敬意を表します。
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